先人への感謝を忘れずに

14日、15日と、山近代表(ザメディアジョングループ代表)と、代表のお知り合いの経営者の方、社会人、学生の方と知覧の合宿に同行させていただきました。

 

鹿児島県 南九州市 知覧は第二次世界大戦(当時は大東亜戦争と呼ばれていた)の最後に特攻隊の方々が出撃した場所の一つです。

そこで、「特攻の母」と呼ばれた鳥濱トメさんの営んでいた冨屋食堂(現在は冨屋旅館として宿泊客を受け入れている)に泊まらせてもらい、女将さんにお話を聞いてきました。

 

当時の遺品や手紙、写真などを見た。当時特攻隊として旅立ったのは自分と年齢の変わらない20歳前後の少年たちでした。手紙では(検閲などもあり、後ろ向きなことをかけなかったにしろ)弟や妹、両親の幸せを願い、今まで育ててくれたことに対して感謝を述べていました。

 

その人たちが、どのような未来を夢見ていたのか。自らがたたかって守ろうとしたものが何だったのか、ということをとても考えました。

 

自分は知覧に来て、その人達が生きたくても生きれなかった時代を、その人たちが託した未来を生きているということを思い、言葉に詰まった。

自分はそのことも知らずに、何となく生きていたし、生きていることに感謝もしていなかった。特攻隊の人達に関わらず、先人たちの努力や苦労の積み重ねで今があるのにただ「昔の事だから」といって興味を示すこともしてきませんでした。

 

「歴史」というとアレルギー反応を示してしまうひとも多いと思います(私もそうでした。ただ暗記だけをしてとてもつらかった記憶があります笑)

でも、昔の人がしてくれたことを、それに対しての恩を忘れて生きることはとても恥ずかしいことだと思いました。

 

だからこれから無理に「勉強」するわけではないけれど、アンテナを張り、入ってきた情報に積極的に興味を持って自分で調べていこうと思います。

 

それと、特攻の母、トメさんは一番大切なことは徳を積むことだとおっしゃっていた。

人に善いことをして、役に立って喜んでもらう。自分の善きところを人に差し上げる生き方。それを己の喜びとする生き方。

 

今の自分が次のステップに進むためにとても重要なことなのかな、と思いました。この世界に、国に、会社に、学校に、友達に、家族に、自分は何が出来るのかということを考えること。

 

これからの就活で考えていく軸が一つ増えました。等身大の自分に何が出来るのか。考えていきます。